次の①ピアノ演奏の見える化ツール、②ピアノ学習プロセス、及び③個人練習管理の研究を共同研究者とともに進めています。
現在、①②③をまとめた仕組みを検討しています。

《期待できる効果》
学習者 個人練習の内容を客観的に把握できることで学習が進めやすくなる。
教員 個人練習の状況を把握することで指導が進めやすくなる。

2021.6.1 研究代表者:田中功一


① ピアノ演奏の見える化ツール VSPP(Visualization System for Piano Performances )は、学習者の演奏と先生のお手本演奏、この二つの演奏状況をグラフ映像で示し、テンポ・音量・リズムなど先生との違いを確認できるシステムです。
予め、先生がお手本演奏を録音するので、お手本は先生の数だけ存在します。
また、お手本は最終的な仕上げの演奏だけでなく、各学習者の学習状況に沿って録音するため、各学習者は現在の自分の演奏とお手本を比較することができます。
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① VSPP(ピアノ演奏の見える化ツール)


② ピアノ学習プロセス
PLP(Piano Learning Process)は、①を中核として 以下の◆を繰り返します。
◆学習者がデジタル教材で学習・演奏録音
◆VSPPによる演奏分析
◆デジタルノートに転送・記録
◆学習者による学習の振り返り
◆教員のコメント
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② PLP(ピアノ学習プロセス )


③ 個人練習管理は、学習者が自宅などで行う個人練習の全ての音情報を本システムが収集して分析し、先生が個人練習の内容を把握する仕組みです。
練習の構成が把握できるので、先生は個人練習の内容を理解してレッスンできます。
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③ 個人練習管理の仕組み


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@ k-tanaka, 2021.